こんにちは。
うつわと道具や ころはです。
今回は、公長斎小菅さんの古き良き、竹の「鬼おろし」をご紹介します。
「鬼おろし」とは、鬼の歯のようにギザギザとした鋭い歯が特徴のおろし器です。
竹は丈夫で硬く、熱の伝導率が低いため、野菜の鮮度が保たれたままおろすことができます。
また、竹は古くから竹の皮でおむすびを包んだり、水筒にしたりと、食品の保存用として使われてきました。
これは天然の抗菌性を持っており、衛生的にも重宝された素材だからです。
鬼の歯のようにギザギザとした鋭い歯で粗くすりおろすことで、余分な水気のないシャキシャキとした食感の美味しい大根おろしが出来上がります。
通常の大根おろしを作った時に出てくる水分には、大根の食物繊維や栄養が詰まっています。
鬼おろしで作る大根おろしなら水分を含んだまま、大根の栄養をのがさず丸ごととることができます。
また、辛み成分が出にくいため辛いのが苦手な方にもおすすめです。
うどんやおそばのぶっかけおろし。
からあげやハンバーグの和風ソースにも。
寒い季節はみぞれ鍋が美味しいです。
栄養たっぷりの大根おろしを、お好きなレシピでお楽しみ頂けます。
また、大根以外にもニンジン、キュウリ、リンゴも同様に水分をあまり出さずに荒切りすることにより、食物繊維を自然のまま、風味をそこなわずにおろせます。
↑画像をクリックすると商品ページに移動します
サイズ:W70xL295mm
1,944円(税144円)
京都『公長斎小菅』は、1898年創業の竹工芸の老舗です。
時代と共に変化する生活に合わせながらも、日本人の大切にする「繊細」や「丁寧」といった感性や価値観を持ち続け、日々ものづくりに向き合っていらっしゃいます。
主に材料に使われる孟宗竹(もうそうちく)は 日本の竹類の中では最も大きく、その肉厚を生かして匙や箸などの製品や建築用の材料に用いられています。
11月~2月に竹を伐採し、暖かくなる3月頃から専用の釜で煮て、油抜きをします。
その後、1カ月以上天日にさらすことでようやく材料となります。
さらに、職人の手により竹工(ちっこう)されることで製品が完成します。
丈夫で環境にやさしい竹製品は、古くから日本人の暮らしに広く親しまれ、 密接なかかわりをもってきたこともあり、癒しや和みを感じさせてくれるものです。
今の時代だからこそ、古いものを見直してみる価値があるのではないでしょうか。
【ころはオンラインストア】
当ショップでは、生活に寄り添った作家のうつわと道具を取り扱っています。
「作り手」と「使い手」を繋げる、そこでしか出会えない、そんな価値のある店を目指して営んでおります。
日々の生活が豊かに感じる、そんなうつわと道具にご興味がある方は、コチラをご覧下さい↓