こんにちは。“うつわと道具や ころは”店主のミキです。
今回のブログは、木工作家の【工房えらむ】さんのご紹介です。
兵庫県小野市で制作されている工房えらむの田中陽三さん。
ノミや小刀などで木を刳(く)り、彫って鉢などをつくる刳物(くりもの)という技法で作られています。
ひとつひとつ丁寧に彫って作られた木のうつわは、温かみがあり作家さんの制作に対する思いが伝わります。
刳りもののうつわは、彫り跡のデコボコが持った時に手に馴染み、永く愛着を持ってお使い頂くことができます。
また、それぞれ「拭き漆」もしくは「ウレタンオイル」で仕上げられ、永く使っていただけるように作られています。
「拭き漆」で仕上げたものは、水濡れに強く、熱いものにも使用できます。
「ウレタンオイル」は、天然植物油を主成分とした安全な塗料です。
臭いや染みが付きにくく、メンテナンスもしやすくなっています。
どちらの仕上げのものも、使用後は柔らかいスポンジで薄めの洗剤で洗い、乾いたふきんで拭き、しっかりと自然乾燥させて下さい。
「ウレタンオイル」仕上げのものは、時々オイルを塗って頂くとうつわが保護され、白っぽさが抜け、色合いも良くなります。
敷板12×22
敷板12×16
汁椀・黒
汁椀・茶
豆皿 富士山(漆塗り)
豆皿 松(漆塗り)
豆皿 梅(漆塗り)
豆皿 亀甲(漆塗り)
豆皿 富士山・松・梅(オイル)
バターケース(ウレタンオイル)
トレイ 36×24
トレイ 16×26
*工房えらむ(田中陽三)さんのプロフィール
【略歴】
1960年 兵庫県生まれ
自然素材を使ったもの作りで生活することをめざし、木の器作りを始める。
1987年 サラリーマン生活の傍ら社会人山岳会に所属し登山に熱中、山や自然とともに生活するスタイルを模索する。
2007年 兵庫県小野市郊外に廃材にて工房を建設。
2012年 サラリーマンを退職し木の器製作を職業とする。
2020年 現在に至る
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