こんにちは。“ころは”店主のミキです。
寒い季節にピッタリな美味しい飲み物って、やはりお茶ですよね。
私も、食事時やホッコリとしたい時にいつも飲んでいます。
淹れたてのお茶を飲むのに欠かせない道具が急須です。
ところで、急須と土瓶の違いって分かりますか?
今回も、ちょっと勉強になる雑学的な豆知識をご紹介したいと思います。
同じ注ぐために使う道具ですが、名前の違う急須と土瓶。
取っ手が本体と同じ材質のものが急須。
蔓(つる)など別の取っ手が付いているものが土瓶です。
単純に、見た目の違いが名前の違いだったんですね。
お湯をさして、お茶を淹れて出す道具が急須。
それに対し、お湯やお茶を沸かすための道具が土瓶だったんです。
沸かすための道具だったので、熱伝導率の低い木や竹のツルを付けたんですね。
急須と土瓶は、お茶を淹れるのに適している種類も異なります。
容量の大きな土瓶は、たっぷり作っておいておける番茶などがオススメ。
お湯を注いだら、必ず出し切ってしまわないとお茶の味が楽しめない煎茶などは、急須が最適だと思います。
急須で有名な産地といえば、愛知県の常滑焼ですよね。
私も何度か訪れたことがあるのですが、至る所に埋め込まれている陶片や大きな招き猫が印象的でした。
常滑焼といえば、朱泥急須。
鉄分の多い土を成形し、1120度の低温の酸化炎で焼き締めると、鮮やかな朱色に焼き上がります。
常滑焼の急須で入れたお茶は、とてもまろやかで美味しいといわれています。
なぜなら、この朱色のもとである酸化鉄とお茶のタンニンが反応を起こし、
お茶の渋みや苦みが取れてまろやかな味わいに変化してくれるそうですよ。
「常滑」の由来は、「滑らかな床」だと言われています。
鉄分を含んだ滑らかな粘土が豊富に取れるということが由来だそうですね。
急須を作るのに、最適な土地だったんですね。
いかがですか?今回は、急須についてのお話でした。
道具についての知識があれば、よりお茶も美味しく感じそうですね。
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