こんにちは。“ころは”店主のミキです。
今回のテーマは、クラフトフェアについて。
芸術の秋のこの季節では、各地で様々なクラフトフェアが開催されています。
この機会に、クラフトフェアがどんなイベントなのか?
作家さんがどういう意気込みで参加しているのか?
などについて理解して頂ければと思います。
まずは、クラフトフェアがどの様なイベントなのか?について。
はてなキーワードでは、
木工・陶磁・染織・金工・ガラスなどの手づくりのつくり手が集まるイベント。
長野県松本市で行われる「クラフトフェアまつもと」や千葉県で行われる「工房からの風」などの野外イベントや、
百貨店などの催事として行われるイベントなど、全国にざまざまな形態がある。出展:はてなキーワード
と書かれています。
産地の窯元さんが中心で開催される陶器市(陶器祭り)と違って、全国各地で活動する個人作家さんが集まるイベントがクラフトフェアです。
また、有名なクラフトフェアであるほど、作家さんの応募率も高く、その分選考も厳しくなってきます。
例えば、前述の「クラフトフェアまつもと」や「工房からの風」などがその有名なクラフトフェアになると思います。
さらに、多くのクラフトフェアの実行委員や選考委員に工芸分野で名のある作家さんやデザイナー、ギャラリーオーナー、ショップオーナーが関わっていることも人気のポイントです。
優れた目利きに選ばれた作家さんは、多くのショップやギャラリーから注目されることになります。
有名なクラフトフェアに出展した作家さんがその後活躍されている様子を見ると、作家さんが目指すイベントであることは頷けると思います。
それでは、作家さんがどのようにクラフトフェアに出展しているのかお話します。
クラフトフェアによって細かい違いはありますが、
大まかに一般的なクラフトフェアの応募とはどのように行われているのかをご説明します。
①クラフトフェア募集開始(開催の3~6か月前くらい)
募集要項は主にHPでダウンロードするか、以前も応募した場合は事務局より郵送にて送られてきます。
毎年大体同じ時期に開催される所が多いので、募集も同じくらいの時期に開始されます。
開催は春と秋が多いので、募集は冬と夏が多いですね。
よく、作家さんから「応募するのを忘れていた」とか「気づいたら募集が終わっていた」ということはよく聞きます。
応募のスケジュールもしっかり管理しておくことが大事です。
②応募する
募集開始を確認したら、それぞれの募集要項をしっかりと読み、応募に必要なものを揃えます。
大体は作品の写真2~3点が必要です。
選考は主に写真審査になります。
いかに、写真の中で作品の良さを伝えられるかということが勝負になります。
実際に触れてみてもらえない分、その質感や雰囲気をどう伝えることができるのか、、作家さんはいつも悩んでいます。
写真を準備したら応募用紙に貼り、必要事項を記入して郵送で締め切り日までに応募します。
この時、応募料が必要なクラフトフェアもあります。
特に有名なクラフトフェアになる程、必要になるので募集要項をしっかりと確認する必要があります。
大抵のクラフトフェアはこれで応募ができます。
③結果発表(開催の2~4か月前くらい)
事務局より郵送、もしくはメールにて結果が送られてきます。
封を開けるときはやはりドキドキですね。
④出展料の支払い
出展が決まれば出展料を支払い、開催の日を待ちます。
(当日支払いの場合もあります)
⑤出展の最終案内
事務局より出展場所の詳細、駐車場の案内、当日の搬入搬出の案内が送られてきます。
内容を確認して作家さんは開催当日まで制作に励みます!
出展が決まれば、作品以外にも準備が色々とあります。
ほとんどのクラフトフェアが野外で開催されています。
ですので、テントはもちろん作品を展示する台なども全て自分で用意しています。
作品と共にそれを車にギュウギュウに積み込んでクラフトフェアに向かいます。
当然野外なので、晴れの時もあれば雨の時も風の時もあります。
当日になるまで、それは分からないので当日にすぐ対策できる道具の準備もとても大切です。
イベントが始まれば、あとは楽しむのみです!
沢山のお客様や、出展者さん、運営を支えてくれているスタッフさんとの出会いがあります。
また、出展者としてだけでなくお客さんとしても参加できるのがクラフトフェアの楽しいところです♪
いかがでしたか?
作家さんがどのようにクラフトフェアに出展しているのか大まかではありますがご説明しました。
年に1~2回しか開催されないイベントなので、出展への意気込みはとても大きいと思います。
皆さまも実際にクラフトフェアに足をお運び頂き、その様子をぜひ実感してみてください!
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