こんにちは。
うつわと道具や ころは です。
今回は、「作家のうつわを食洗機に入れても大丈夫なのか?」という疑問にお答えします。
食洗機は、手洗いする手間を省いてくれる、とても便利で忙しい主婦の助けになってくれている機械ですよね。
ものによっては、熱風乾燥付きという助かる機能が付いている種類も少なくありません。
そんな便利な食洗機ですが、作家ものの作品は入れてよいのか?
という疑問があります。
結論からいえば、オススメは出来ないですが、基本的には使用は問題ないと考えて下さい。
それでは、使用「不可」の作品とはどのようなものか、詳しく説明致します。
前述でも記載した通り、基本的にはうつわを食洗機にかけても問題はありません。
ですが、食洗機にかけると、
① 高温で洗浄される事によるうつわの破損や劣化
② 水流が食器に当たる事による損傷
③ 専用洗剤による化学反応による変色
などの心配があり、該当する作品は使用が「不可」と記載されております。
知らずに食洗機に入れてしまう事で破損してしまう事もあるんですね。
それでは、焼き物やガラス製品、漆器などの様々な作品は、上記の3点がどう当てはまるのでしょうか?
それぞれの製品で、食洗機が使えるもの、使えないものを確認しましょう。
焼き物は1100℃以上の高温で焼いているので、家庭用の食洗機の場合、高温に関してはほとんど心配いりません。
焼き物で気をつけたい点は、噴出される強い水流です。
もろくて欠けやすい陶器や軽い器、尖った形の器などは途中で動いたり、隣の食器と当たったりしないよう、置き方に注意してください。
その強い水流のため、破損する場合があります。
色絵や金銀彩の磁器に関しても、強い水流で傷がつく可能性があるので控えたほうがよいでしょう。
食洗機専用洗剤は変色の原因になる場合もあります。
ですので、優しく手洗いしたほうがオススメですよ!
クリスタルガラスやカットガラスは表面が白く濁ったり割れたりするので控えましょう。
素材に含まれている鉛が食洗機専用洗剤に含まれているアルカリ成分と高温による洗浄によって溶け出してしまう可能性があります。
また、これらのガラス製品は衝撃にも弱いので、水流によって傷がつく可能性もあります。
強化ガラスに関しても、高温によってガラス内部の応力が膨張し、破損する可能性があるので注意してください。
食洗機による高温洗浄は、ひずみやひび割れを招く恐れがあるため、出来るだけ避けたほうが安心です。
最近では、塗料や生地合成樹脂だと、耐熱性が高く食洗機に対応出来るものも多いのですが、全てではないので注意が必要です。
食洗機専用洗剤も、変色の原因や塗装の剥離になる場合があるので注意して下さい。
以上の通り、オススメは出来ないが、基本的には使用は問題ないという説明でした。
もろくて欠けやすい陶器や、色絵や金銀彩の磁器。
クリスタルガラスやカットガラスなどのガラス製品。
漆塗りの食器や木製品の食器。
を食洗機にかける際はご注意くださいね!